ネパール大地震義援金
人口の7割の人が山間部に住んでいるそうで、その救援活動もまだまだ十分とは言えないでしょう。
地震が起こって以来、ご縁のあるカトマンズ在住の秋田夫妻の救援活動の助けになれば、
と個人的に募金活動を始めました。
それを知った友人、生徒、ライブのお客さんなどたくさんのかたに協力をいただき
10万円というまとまった金額になりました。
昨日、京都にお住まいの秋田夫妻の親族のかたに送金することができましたので
この機会にお知らせさせていただきます。
ご協力くださった皆様、ありがとうございました&これからも続けていきますのでどうおよろしくお願いいたします。
以下、カトマンズ在住、秋田嘉弘氏からのメールです。
○5月12日午後2時{日本時間で午後5時半}マグニチュード7.4の大きな余震が発生しました。4月25日より3週間の間余震は徐々に納まってきていたため「もう終わるだろう」と思っていた民衆は、この余震により前回傷んだ家屋が崩壊しその被害が前回より大きかったため恐怖心がより高まりました。そのため前回は地震後3−4日野外テントで生活していた庶民は自宅に戻ったのですが、今回は5月12日以後今日まで大勢の人々がテント生活を続けています。
ネパールの農家は自然石を粘土で固めて積み上げ壁を作るため、耐震性がなく地震で揺らされると短時間で倒壊します。そのため逃げ出すのが精一杯で食料を持ち出すことができなかった人々が大勢います。現在は公的機関の支援活動は都市部に限られ、カトマンズ近郊でも少し奥地に入ると全く支援が届いておりません。ヒマラヤ奥地は道が壊れているところが多くヘリコプターをチャーターして食料を運んでいます。500キロの食料を運ぶためにヘリコプターを4時間チャーターすると100万円かかりますが他に方法がありません。現在までは私たちと欧米やインドからの支援金で活動しております。
農村部では壊れた家屋の建て替えや修復は雨季が終わるまでできません。湿度が高いと粘土が固まらないからです。6月中旬から雨季が始まります。雨季は9月中旬まで続き、この間が農家にとっては忙しい季節です。すでに農繁期が始まっているのです。このような状況のため、今後食糧支援のほかにも様々な支援を必要とすることが多々出てくると考えられます。当面必要なのはビニールシートですが、現在品切れのためインドから取り寄せております。
「ネパール最大の国難」を乗り越えるには相当な時間を要するでしょう。私たちはそれぞれに仕事を持っているため緊急事態が納まったら仕事に戻らなければなりません{私のクリニックも危険な状態のため移転しなくてはなりません}。しかしネパールに暮らしている利点を生かし地道な支援活動を長く続けてまいります。私たちの力は小さなものですがこの国難に際し精一杯の支援を行ってゆく覚悟です。
- 2015.07.05 22:36
- 友
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